口腔外科

口腔外科について

歯科口腔外科では抜歯治療や歯茎の外科的な処置を行い口腔や顎、顔面全体などの機能を回復させていきます。 口腔内のできもの(良性腫瘍・悪性腫瘍)を取り除くのも歯科口腔外科の分野です。

また、診査の結果、より詳しい検査や入院下での管理が必要であったり、全身麻酔での手術が必要な場合は、より高度な設備の整った総合病院内の歯科口腔外科や大学病院、他科の専門医を御紹介しております。

虫歯は酸を作る「細菌(主にミュータンス菌)」、「酸にとけやすい歯の質(酸への抵抗力)」、細菌のエサとなる「糖質(主に砂糖)」の3つの好ましくない条件が重なりあい、時間が経過することで発生します。

口腔外科で扱う疾患の一例

ここで説明されている疾患はあくまで一例です。
当院の歯科口腔外科では口腔内の腫瘍・外傷・奇形・感染症などの幅広い疾患をカバーしていますので、是非お気軽にご相談ください。

症例治療方法
抜歯親知らずなどの抜歯です。通常の抜歯の他、顎骨内や歯肉下に埋まった埋伏歯(まいふくし)の抜歯も行っています。
腫瘍・嚢胞(のうほう) 腫瘍には良性のものと悪性のものがございます。良性腫瘍では、大きいものや良性・悪性の診断がつきにくいもの以外は当院で切除術等を行います。 悪性腫瘍の場合、手術や化学療法、放射線治療等などの専門医療が必要となりますので、これらの疾患は総合病院・大学病院での治療となります。
顎関節症夜間にマウスピースを装着してもらったり、お薬を飲んでもらったり、徒手整復(ずれた関節をもとに戻す)や、時にはカウンセリングが必要な場合もあります。 患者様にとってベストな治療法をご提案いたします。
インプラント歯のないところに人工歯根を埋めます。詳しくは こちらに書いてあるような手術を行います。
舌痛症もともとお口の中は湿っていなければならないのですが、 お口の中が乾くと粘膜がこすれやすくなり ヒリヒリ・ピリピリする症状がでる方が多くいらっしゃいます。こういった場合、お口の中を湿らせるゼリー状の塗り薬やスプレーを使ってもらうことがあります。また、ある種の抗菌薬が著効を示す場合があります。

顎関節症について

顎関節症とは、顎の骨が動くときに使われる関節(顎関節)に、噛み合せのズレや歯ぎしり・精神的なストレスなどで過度の緊張や連続的な負担が原因で起こる病気です。特に若い女性がかかりやすいと言われています。

初期症状としては口が開きにくくなり顎を動かした際にカクカクと音がするといった症状があり、状態が酷くなると食事も思うようにとれなくなる等と生活に支障が出てきます。また自分の顎の形に合わない詰め物を入れて治療を行い、数年後に顎関節症の症状が出るケースが多く、患者さん自身も原因を自覚していない方が大半です。

顎関節症は上記の通り、1.関節雑音、2.開口障害、3.関節及びその周囲の疼痛の三つが主な症状になります。

顎関節症治療の流れ

治療手順解説
①問診患者様の現在の状態をお伺いいたします。 既往歴、生活習慣、食いしばりや歯ぎしり、偏咀嚼はあるか等を伺います。また、関節や筋肉の状態、開口時間等、痛みの部位を調べ、姿勢や顔貌は左右対称かもチェックします。気になることは何でもお話しください。
②検査レントゲン検査や顎運動の機能解析検査、模型等による咬合診断により 噛み合わせや顎の動きを再現し診断します。
③診断・解決策の提示顎関節症は様々な原因が考えられ、解決策も状態により異なります。 各診断結果をもとに、今後の治療計画をご説明いたします。
④ 治療開始上記の診断結果をもとに治療を開始します。 治療法はスプリント療法(マウスピースを使った治療法)、薬物療法、理学療法など、症状により様々です。
⑤メンテナンス治療後も予後の状態を確認することが重要です。 約3ヶ月から6ヶ月に一度の診察を定期的に受けられることをお勧めいたします。

診療科目