ALBA歯科&矯正歯科が行う「歯周病治療プログラム」
歯周病の治療に限らず、大切なことは「的確な診断」です。
ここで誤ってしまうとよくなるものも良くなりません。診断の結果に基づき、適切な治療法を選択していきます。
ALBA歯科&矯正歯科の診断方法と治療について、詳しくご紹介します。
「検査」と「診断」
歯周ポケット検査
「歯周プローブ」という器具を使って歯周ポケットの深さを測定し、歯周病が進行している度合いを確認します。
CT検査/レントゲン検査
CTやレントゲンで顎の骨を撮影します。歯周病は顎の骨を溶かしていく病気なので、その状態を確認します。
唾液検査
ALBA歯科&矯正歯科では、「CAT21」という検査キットを用いた「唾液検査」を行っています。唾液と試薬を混ぜ合わせるだけの簡単な検査で、虫歯や歯周病になるリスクがわかります。検査結果をもとに、治療のプランを作成します。
位相差顕微鏡
ひとことで「歯周病菌」といっても、その種類はさまざまです。菌の種類によって、効果のある薬品や治療法は異なります。ALBA歯科&矯正歯科では、「位相差顕微鏡」を用いて細菌検査を行います。位相差顕微鏡は、生きたままの細菌を観察できる特殊な顕微鏡です。生きたまま観察することで得られる情報量が増え、細菌の種類を特定しやすくなります。
原因菌を直接叩く「原因療法」
診査診断後に治療計画を立案し、それに沿って治療を進めます。歯周病は細菌による「感染症」なので、細菌の塊である歯垢や歯石を除去していくのが基本となります。ALBA歯科＆矯正歯科では、治療効果を高めるため、「目に見えない細菌」を直接叩く治療法を行っていきます。
以下、具体的な治療法をご紹介します。
お薬で治す「歯周内科療法」
検査によって原因菌の種類がわかったら、細菌の種類に応じて「ジスロマック」などの抗生物質を処方することがあります。
「殺菌水」の利用
歯医者の治療では、大量の水を使います。ALBA歯科&矯正歯科では、細菌やウイルスに対して強い殺菌力を持つ「殺菌水」を利用しています。治療時に殺菌水を使うことで、歯周病の原因菌を退治しながら治療することが可能になります。
重度の歯周病を治療する「歯周組織再生療法」
歯周病が進行すると、歯を支えている骨が溶かされ、歯がグラグラしてきます。このような状態になると「抜歯の宣告」を受けることが多いのですが、ALBA歯科&矯正歯科では「歯周組織再生療法」により、可能な限り歯を残す処置も可能になっています。
治療法は「エムドゲイン療法」と「CGF療法」の2つがあります
薬品で骨を再生させる「エムドゲイン療法」
「エムドゲイン療法」は、骨の再生を促す特殊なたんぱく質を含む薬品「エムドゲイン・ゲル」を使って、失った骨を再生させる治療法です。歯周病の進み具合にもよりますが、数ヶ月〜1年程度で骨が再生します。
血液に含まれる成分を使う「CGF療法」
血液の中には、組織を再生させる成分「成長因子」が含まれています。患者さんご自身の血液を採取し、特殊な装置にかけることで成長因子が凝縮された「フィブリン・ゲル」を作成します。「CGF療法」は、骨が失われた部分にフィブリン・ゲルを入れることで、骨の再生を促す治療法です。ご自身の血液に由来する成分なので、アレルギーや拒絶反応の心配はありません。
奥深くの歯石や汚れを取り除く「歯周外科治療」
初期の歯周病であれば歯周ポケットも浅く、歯石も簡単に取り除けます。しかし重度の歯周病では、通常の器具では取り除けないほど深い所に歯石が溜まっていることがあります。これを放置すると症状が悪化し、やがて抜歯となってしまうでしょう。
奥深くの歯石を除去する「FOP法（歯肉剥離掻爬術）」
「FOP法」は歯周外科治療のひとつで、局所麻酔をして歯肉を切開し、専用の器具で深い部分の歯石を取り除きます。歯石や汚れを取り除くと症状は改善され、徐々に歯周ポケットが浅くなります。
奥歯の根の分かれ目を治療する「ルートセパレーション」
歯の根っこの分かれ目（分岐部）に歯周病が出来た場合は、「ルートセパレーション（歯根分割法）」で対応することがあります。
この部分に歯石が溜まると取り除くのが大変難しいため、歯を真ん中から2〜3に分割し、歯石を取りやすくします。分割された歯には被せ物をして、見た目も機能性も回復させるのでご安心ください。
コラム退縮した歯肉を元に戻す「歯肉移植術」
歯周病の代表的な症状のひとつに、歯茎が下がって歯が長く見えてしまうことがあります。
歯を支える骨が溶かされることで、歯肉が退縮してしまったことが原因です。お口を開けたときに目立ちやすく、「人前で笑顔を見せられない」と悩む方も多い、深刻な症状です。
これを改善するのが「歯肉移植」です。退縮した歯茎に対し、他の場所から歯肉を移植する治療法です。2〜3ヶ月後には傷が癒え、きれいな状態に戻ります。
歯肉退縮の問題は、見た目の美しさだけでありません。この状態を放置すると、虫歯や知覚過敏になりやすくなるため、この予防的な効果も期待できます。
歯科衛生士担当制で安心
歯周病の治療は、歯科医院と患者さんが協力して進めることが重要です。患者さんひとりひとりのお口の状態やライフスタイルにに合わせた治療計画と予防策を作っていきます。
ALBA歯科&矯正歯科は、歯科衛生士の担当制を導入しています。患者さんひとりひとりに担当の歯科衛生士がつき、患者さんとの良好な関係を構築できるように努めています。“かかりつけ”の歯科衛生士として信頼いただけるよう、スタッフ一同、全力を尽くしてまいります。
